白陵、淳心、岡白受験日記

現在小4の娘が私立中学受験をいかに克服するか、父親奮戦記

31年度中学入試総括(姫路地区)

 この記事を書こうと思ってから2週間過ぎてしまった。3月7日JR神戸駅近くでA塾主催の31年度入試総括が行われ、その内容が大変興味深かった。


 簡単に言えば少子化が進む中、私立中学受験者は徐々に増えているのだ。2020年度から始まる、大学入試制度改革に公立の中学・高校がどれくらい対応できるかが不安なので、面倒見の良い中高一貫私立校に入れた方が良いという考えの保護者が増えてきているようだ。


 姫路地区の結果はどうかというと、統一試験日の淳心学院中学のヴェリタスコース(26名合格)と白陵中学(202名合格、うち男子103名)がR4偏差値56へと上がった。昨年度はヴェリタスコース53、白陵中学55だった。競争率も昨年度より上がっている。


 いよいよ男子にとってはヴェリタスコースと白陵中学が統一試験日では同ランクとなった。ヴェリタスコースのB日程(合格者67名)はR4偏差値が59から60となり、男子にとっては白陵中学に受かっても淳心ヴェリタスには受からないケースが多くなった。つまり、どちらを第一志望にするのかをしっかり決めて統一試験日にその学校を受験することが一番大切になる。淳心のカリタスコースも昨年度の統一試験日のR4偏差値45が今年度は48(54名合格)へと、B日程のR4偏差値49が今年度は52(95名合格)へ上がっている。6年生からA塾に通えばカリタスなら受かるなどということは過去の話だ。


 淳心学院の統一試験日受験者はB日程も必ず受験しているので、合格者数がかなり重複して、実際の合格者数はまったく不明であるところが悩ましい。ちなみに入学者数は141名だ。


東洋大姫路中は統一試験日の前期35、中期38、別日程の後期37と入りやすそうだが、もちろん全部に不合格になった子もいる。中学受験の偏差値は高校受験の偏差値+10で考えなければならない。


賢明女学院は淳心同様にコース制を導入してから順調に伸びている。上位クラスのソフィアコースは偏差値が昨年の41から今年度は46へ、ルミエールコースは35から36への伸びた。いずれも競争率は上がっている。名門女子校復活なるか。